【食レポ-阿蘇市】創業100余年!阿蘇の名店「いまきん食堂」のあか牛丼を食す。

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本当に蒸し暑い日々が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
2023年8月某日、そんな暑さの中、数年ぶりに熊本を訪問してきました。
めったにない機会ですのでご当地グルメもめいいっぱい堪能してきましたよ。
熊本食レポ第三弾は阿蘇の名店「いまきん食堂」さんの「あか牛丼」をご紹介したいと思います。

目次

「あか牛」ってどんな牛?

皆様は和牛肉と言えばどんな種類を想像しますか?
一般的には神戸牛や米沢牛、松阪牛というブランドをイメージされる方が多いのでは?と思いますが、これらは産地にちなんだブランドで牛の品種ではありません。
そしてこれらブランド牛はいずれも基本的には黒毛和種という品種であり、この黒毛和種は食肉用国産和牛の実に97%を占めています。黒毛和種の特長は肉に弾力があり、柔らかく、きめも細かく、しっとりとした肉質。
風味も良く 鮮やかな赤身に乳白色の脂肪が『霜降り状』に入り、口に入れると舌の上でとろけるようなジューシーさが魅力ですね。
では「あか牛」は黒毛和種と何が違うのでしょうか?
「あか牛」は正式名称を褐毛和種(あかげわしゅ)と言い、阿蘇、矢部および球磨地方で飼われていた在来種とシンメンタール種の交配により改良された固有種で、昭和19年に和牛として登録されています。
阿蘇地方では、この「あか牛」の豊かな草資源を活用した放牧が行われています。
毎日、40~50kgの草を食べ、放牧で3~6km歩いて成長した牛の肉質は赤身が多く、適度の脂肪分も含み、うま味とやわらかさ、ヘルシーさを兼ね備えています。和牛本来の香りと味、程よい脂肪分を含んだ赤身肉の旨さと良質さ、これがあか牛のおいしさの特長となります。
そしてこの「あか牛」は消費される食肉用国産和牛のわずか2%という希少種です。

霜降りたっぷりジューシーさが売りの「黒毛和牛」、
良質な赤身の旨みと和牛の豊潤な香りを満喫できる「あか牛」


さて皆様は今どちらのお肉が気になりますか?

創業100余年!阿蘇の名店「いまきん食堂」とは?

いまきん食堂は、創業100年を超える熊本県阿蘇市内牧にある老舗食堂です。
熊本・阿蘇名物の「あか牛丼」を食べるならココ!と言われるほどネット、情報誌で数大きく紹介されている超有名店。
長いときは1~2時間以上も待つこともあるようです。
私たちもそんな事前情報を踏まえ、気合を入れ現地に向かいます。
訪問したのは日曜日。到着は9時20分ごろだったのですが、行列の順番は6~7組目ぐらいでした。
お店の席数の情報までは調べていなかったので、一巡目で入れるのか?ちょっとドキドキしながら待っていました。

行列の長さ判りますか?これが人気店ですよ!行列の長さはざっと50人ほどに…。

最近はずいぶん少なくなった食品サンプルのメニューウインドウがありますね。「あか牛丼」がひときわ注目を集めていますが、地元の方には「チャンポン」もかなり人気があるようです。

通常は10時から整理券を配布し、11時から順番にご案内頂けるという流れのようですが、土曜日、日曜日は整理券を配布せず10時からすぐにご案内頂けることもあるようです。この日も10時ちょうどからお店の中に案内して頂けました。そして幸運にも一巡目で入れました。朝ごはん抜いてきてよかったぁ!!

コチラがメニューです。なかなか訪れることもないだろうと思い、迷いなく「あか牛丼とからこんセット」をチョイス。


熊本グルメ旅にはレンタカーがオススメです。

「あか牛丼」いざ実食です!!

席について20分ほど。

やってまいりました!

思っていたよりも早い到着でテンションもMAXです。

どうですか?この赤身肉の感じ。

アラフィフ世代は霜降り肉より柔らか旨みたっぷりのこういう赤身肉がたまらんのですよ。

漬物と共にトマトというのはけっこう珍しい絵面ですよね。

スープはあか牛からだしを取ったレモン入りのスープ。
まずは手始めにコチラから頂いてきます。
うん!美味しい!
周りからは否定されましたが、僕の中ではけっこうアジアンテイスト。
少しタイ、マレーシアなどで頂いたことがあるスープを彷彿させるお味ですね。
程よく酸味があるので箸休めに最適な一品です。

からし蓮根、実は好物なんですよね~。
意外とお店によって大きく味が異なるので「いまきん食堂」さんのからし蓮根はどんなお味なのか気になってました。
僕の知っているからし蓮根と比較すると周りの部分が少し塩味が効いていて、からし味噌もコクが濃厚。
ぜひリピしたい美味しさです。

そして本日のメインイベント!「あか牛丼」いざ実食です!!

まずはお肉だけをそのまま一口。

うゎ!やわ旨!

もう間違いない美味しさ、赤身肉の旨みに富んだ肉汁が口に溢れます。

そして温泉玉子を絡めてさらに一口。

赤身肉の肉汁と玉子のまろやかさが混然一体となり、さらなる旨味に進化しました。

うんめぇ!

次はちょこっと添えられたワサビをつけて一口。

今度はさっぱり旨味に味変されます。これも旨い!

そしてさらに食べ進めると、なんとお肉の下に肉味噌が仕込まれているじゃないですか。

お~っ!これ一杯の丼ぶりでどれだけの味変を楽しませてくれるんやぁ!

この肉味噌もなかなかの美味しさ!お肉にさらなるコクが加わり、さながら味噌漬けのような味わいになります。

そうこうしているうちにあっという間に完食です。
いやあ!ホンマに美味しいものを頂いてしまいました。ご馳走様でした!

最後までお読み頂いた貴方にワンポイントアドバイス!
いまきん食堂をご訪問された際には、ぜひトイレをご利用ください。
そこには、思わずニヤけてしまうようなちょっとした仕掛けが…。

いまきん食堂を120%満喫したい貴方はぜひ!

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