Audible(オーディブル)は、Amazonが提供するオーディオブック(耳で聴く読書)サービスです。
耳で聴く読書は通勤中、ちょっとした作業中または家事をしながらのいわゆる”ながら読書”が出来てしまいます。何かをしながら新たな知識が身に付くんですよ。この”ながら読書”を上手に活用すれば、自分時間を「倍」にすることも可能な訳です。なんて素晴らしいんでしょう！
ところで最近ある方のお話を耳にし「なるほど！」と思ったことがありました。コメンテーター、評論家…etc.いろいろな肩書きをお持ちの岡田斗司夫氏のお話です。彼曰く「成功者は皆SFに触れている。SF小説を読んでいる人といない人では発想が違う。」のだそうです。僕自身は子供の頃からSF物が大好きで小説、漫画を問わずいろいろ読んできているのですが、そういう視点で考えると、たしかに物事を考えるプロセスの中で大いに生かせてると思える部分も多々あり、岡田斗司夫氏の話は頷けるところがありました。こういうことの積み重ねが自分の今のスキルに生かせてるのは間違いないでしょう。ということで今回は僕が読んだり聴いたりして素晴らしいと思ったAudible(オーディブル)で聴けるおすすめ厳選SF小説をいくつかご紹介したいと思います。
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僕が感じた「聴く読書」audibleのメリットはまとめると次のとおりです。
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Audible(オーディブル)読み放題で聴けるおすすめ厳選SF小説10選
Audible(オーディブル)で聴けるおおすすめ厳選SF小説10選ご紹介していきます。
これらは僕が実際に聴いたもの、又は以前に実際の書籍として読んだことがあり、感銘を受けたものの中からこれはぜひ皆さんにもおすすめしたいと思った10冊となります。
なおここでご紹介したものはすべて読み放題で読めるものだけです。
皆様の本選びのご参考になれば幸いです。
プロジェクト・ヘイル・メアリー (上)
| 著者 | アンディ・ウィアー, 小野田 和子 |
| ナレーター | 井上 悟 |
| 販売開始日 | 2023/05/26 |
| 再生時間(等倍再生時) | 13時間00分 |
| カスタマーレビュー(5点満点) | 4.7 |
病室のような部屋で目を覚ました主人公は、記憶を喪失していた。ライランド・グレースという科学者であることを思い出した主人公は、実験からここが宇宙船の中であることに気づく。また徐々に取り戻される記憶から、地球が滅亡の危機に瀕していることと、自身が地球を救うためにここにいることにも気づき、一人地球の危機に立ち向かう。
『火星の人』『アルテミス』の作者アンディ・ウィアーの第3作目。 本作は2021年ベストSF＆ファンタジーの一冊として多く取り上げられ、日本語版も『火星の人』に次いで二度目となる第53回星雲賞海外長編部門を受賞。恒星間飛行や異星人とのファーストコンタクトなど、壮大なテーマに挑んだ本作は、科学的な根拠や論理性を失わずに物語を展開し、読者を引き込みます。主人公のライランドは、科学者として優秀ですが、人間的な弱さや感情も持っており、とても共感できるキャラクター。彼のユーモアや冒険心が魅力的に描かれています。この作品は映画化も進行中のようで、その映像化もとても楽しみです。僕個人は、最近聴いた作品の中で最も引きこまれ夢中になって聴いていた作品、下巻が待ち遠しくて仕方ありません。
三体
| 著者 | 劉 慈欣, 立原 透耶［監修］, 大森 望, 光吉 さくら, ワン チャイ［訳］ |
| ナレーター | 祐仙 勇 |
| 販売開始日 | 2019/10/18 |
| 再生時間(等倍再生時) | 17時間31分 |
| カスタマーレビュー(5点満点) | 4.4 |
「三体」は、中国の作家劉慈欣が2008年に発表したSF小説。
尊敬する物理学者の父・哲泰を文化大革命で亡くし、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔。彼女が宇宙に向けて秘密裏に発信した電波は惑星〈三体〉の異星人に届き、驚くべき結果をもたらす。
物語は、文化大革命の時代に始まり、地球と三体星系の文明との接触と対立を描く。三体星系は、不安定な軌道を持つ三つの恒星に囲まれた惑星で、住民は周期的な文明崩壊と再生を繰り返している。彼らは地球の存在を知り、自分たちの救世主として見るが、同時に地球を侵略する計画も進める。地球側では、三体文明に憧れる人々と、人類の存亡をかけて抵抗する人々との間に対立が生じる。「三体」は、中国SFの代表作として国際的な評価を受けた。ハードSFとソフトSFの要素を巧みに組み合わせた作品であり、科学的な推理と想像力に富んだ描写が特徴である。また、中国の歴史や文化に関する知識も盛り込まれており、読者に多様な視点を提供する。本作は、「三体」三部作の第一作であり、続編に「黒暗森林」と「死神永生」がある。
神々の歩法
| 著者 | 宮澤 伊織 |
| ナレーター | 下山 吉光, 阿澄 佳奈 |
| 販売開始日 | 2016/08/16 |
| 再生時間(等倍再生時) | 2時間00分 |
| カスタマーレビュー(5点満点) | 3.8 |
第6回創元SF短編賞受賞、本格的アクションSF！一面の砂漠と化した北京。廃墟となった紫禁城に、米軍の最新鋭戦争サイボーグ部隊が降り立った。標的は単独で首都を壊滅させた神のごとき“超人”。その圧倒的な戦闘能力になす術もなく倒れゆく隊員たちの眼前に、突如青い炎を曳いて一人の少女が現れた。応募総数510作から大森望・日下三蔵・恩田陸が全員一致で受賞作に選出した本格的アクションSF。
ハーモニー
| 著者 | 伊藤 計劃 |
| ナレーター | 池添 朋文 |
| 販売開始日 | 2020/09/18 |
| 再生時間(等倍再生時) | 9時間37分 |
| カスタマーレビュー(5点満点) | 4.5 |
21世紀後半、“大災禍”と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア”。そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択した―それから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはずの少女の影を見る―『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。
機龍警察
| 著者 | 月村 了衛 |
| ナレーター | 橋本 英樹 |
| 販売開始日 | 2023/01/20 |
| 再生時間(等倍再生時) | 10時間2分 |
| カスタマーレビュー(5点満点) | 4.3 |
大量破壊兵器の衰退に伴い台頭した近接戦闘兵器体系・機甲兵装。『龍機兵』と呼ばれる新型機を導入した警視庁特捜部は、その搭乗要員として姿俊之ら3人の傭兵と契約した。閉鎖的な警察組織内に大きな軋轢をもたらした彼らは、密造機甲兵装による立て篭もり事件の現場で、SATと激しく対立する。だが、事件の背後には想像を絶する巨大な闇が広がっていた…日本ＳＦ大賞＆吉川英治文学新人賞受賞の“至近未来”警察小説シリーズ第一作。
一九八四年〔新訳版〕
| 著者 | ジョージ オーウェル, 高橋 和久 |
| ナレーター | 松木 伸仁 |
| 販売開始日 | 2019/04/19 |
| 再生時間(等倍再生時) | 16時間14分 |
| カスタマーレビュー(5点満点) | 4.3 |
〈ビッグ・ブラザー〉率いる党が支配する超全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは、真理省記録局で歴史の改竄に従事していた。彼は奔放な美女ジュリアとの出会いを契機に、伝説的な裏切り者による反政府地下活動に惹かれるようになる。世界文学に燦然たる足跡を残す傑作の新訳版。
「一九八四年」はジョージ・オーウェルが1949年に発表したディストピア小説です。物語は、全体主義的な政府によって支配された架空の国家オセアニアで、主人公のウィンストン・スミスが真実を求め反逆する様子を描いています。オーウェルは、ナチスやスターリンの独裁体制に対する批判、警告として、この作品を書きました。本書は、言論の自由や人間の尊厳を奪われた社会の恐ろしさを示すとともに、個人の思想や感情に対する抵抗の可能性や意義を問いかけます。「一九八四年」は、現代社会における政治やメディア、テクノロジーなどの影響について考える上で、非常に重要な作品です。
火星年代記
| 著者 | レイ・ブラッドベリ, 小笠原 豊樹 |
| ナレーター | 花井 千隼 |
| 販売開始日 | 2022/11/04 |
| 再生時間(等倍再生時) | 12時間32分 |
| カスタマーレビュー(5点満点) | 4.2 |
火星への人類の移住とその影響を描いた連作短編集。1946年から1950年にかけて発表された26の短編を時系列に並べて構成されており、火星の開拓、先住民との接触、核戦争による地球の崩壊、火星文明の再建という四つの段階に分けられている。火星を神秘的で美しい世界として描きながらも、人類の愚かさや残酷さ、文化の衝突や喪失などを風刺的に批判。また、火星に住むことで人間の心理や感情が変化する様子も巧みに描写している。科学的な正確さより文学的な表現に重きを置いたこの作品は、SF小説としてだけでなく、現代文学の傑作としても高く評価されている。
横浜駅SF
| 著者 | 柞刈 湯葉 |
| ナレーター | 陣谷 遥 |
| 販売開始日 | 2020/03/06 |
| 再生時間(等倍再生時) | 8時間43分 |
| カスタマーレビュー(5点満点) | 4.3 |
横浜駅が自己増殖を始めて本州の99%を覆ってしまった近未来の日本を舞台にしたSF小説。作者-柞刈湯葉氏は2015年にTwitterで連載を開始、2016年にカドカワBOOKSから書籍化される。物語は、横浜駅の外で生まれ育った青年・三島ヒロトが、キセル同盟という反横浜駅組織のメンバーから「18きっぷ」を手に入れ、横浜駅の中に入っていくところから始まる。横浜駅の謎や秘密を解き明かしながら、JR北日本やJR福岡といった他の勢力とも関わっていくヒロトの冒険が描かれる。横浜駅SFは、現実の横浜駅や鉄道に関する用語や小ネタが多く登場することや、独特の世界観や設定が話題を呼び、多くの読者や批評家から高い評価を受けた。2017年には日本SF大賞の最終候補作に選ばれたほか、リアル謎解きゲームや漫画化などのメディアミックスも展開された。
一万年の午後
| 著者 | 久永実木彦 |
| ナレーター | 酒巻 光宏 |
| 販売開始日 | 2021/04/08 |
| 再生時間(等倍再生時) | 1時間19分 |
| カスタマーレビュー(5点満点) | 5.0 |
人類がとうに絶滅した未来。広大な宇宙では、かつて人の手でつくられたロボット――マ・フたちが、人間の残した〈聖典（ドキュメント）〉にしたがって惑星調査を続けていた。姿形がすべて同じにデザインされたマ・フたちは、〈聖典〉を何より大切にし、「特別はつくらない」をモットーに穏やかな日々を送っていた。しかしあるとき、彼らの間に生じた小さな「特別」が、長い長いあいだに保たれてきたこれまでの世界を変えることになる。
久永実木彦氏は、日本のSF作家であり、本書「一万年の午後」は彼の代表作の一つ。本書は、一万年後の地球を舞台にした短編集で、人類が滅亡した後に残された様々な遺産や生命体に関する物語を描いている。SFとしてだけでなく、人間の存在意義や文明の価値についても深く考えさせる作品である。
ランドスケープと夏の定理
| 著者 | 高島 雄哉 |
| ナレーター | 池澤 春菜 |
| 販売開始日 | 2021/09/30 |
| 再生時間(等倍再生時) | 9時間9分 |
| カスタマーレビュー(5点満点) | 4.3 |
同じくSF作家の瀬名秀明氏が「日本ＳＦの歴史を次の五十年に受け渡す傑作」と激賞した新時代の理論派ハードＳＦ。2014年創元ＳＦ短編賞受賞作品を表題作にはじまる全三話構成。地球随一の天才物理学者である気の強い姉に、なにかにつけ振りまわされる僕。大学四年生だった夏に日本でおこなわれた「あの実験」から三年、僕はまたしても姉に呼び出された。向かった先は宇宙空間――ラグランジュポイントＬ２に浮かぶ国際研究施設だ。姉はそこで誰にも知られることなく、宇宙論に関するある途轍もない実験を準備していた。
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まとめ
今回は僕が読んだり聴いたりして素晴らしいと思ったAudible(オーディブル)で聴ける厳選SF小説10選をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？
また皆さんの感想などもお聞かせ頂けると嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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