それは、ある週末の出来事、娘が突然こんなことを言ってきた。
「自分用の出刃包丁が欲しい!!」
なぜか理由を尋ねると魚をカッコよく捌けるようになりたいとのこと。
なるほど、何にせよ目標を持つのはいいことだ。力になろう!
そして早速僕は左利き用の出刃包丁と”ソレ”を手配した。
そう、今回はその”ソレ”に関してご紹介させて頂こうと思います。
浜田の旨い鮮魚直送便とは?
”ソレ”とは、今さら隠す必要もないのですが、ふるさと納税の返礼品です。
毎年ふるさと納税は何処にしようか?どの返礼品がお得かな~?とけっこう頭を悩ませるのですが、今回は冒頭のような娘からの申し出があったので即断です。
とはいっても数ある鮮魚の返礼品からどれを選ぼうかと思い、チラチラとふるさと納税サイトを眺めていると、ふとあるサムネに目が留まりました。
他はどこも魚盛りだくさんといった具合の写真なのに、なぜココだけが大胆不敵な笑みを浮かべ立っている男の写真なのか?
内容云々はともかく「この男にすべてを任せたらどうなるのか?」そこに僕の興味は完全に持っていかれました。
サイトにはこのような説明書きがあります。
この男にお任せください!
大衆魚中心の鮮魚お任せ詰め合わせになります。
魚の美味しさ、素晴らしさを再発見!!
島根県随一の漁獲量を誇る浜田漁港。
そこで水揚げされた新鮮なお魚の直送便です。
お魚の種類はお届けする時期によって様々。
※ご希望がない場合ははらわた・うろこを処理してお送りいたします。
はらわた・うろこの処理をせずに発送をご希望の場合は備考欄にご入力ください。
ぜひご家庭で、日本海の旬をお楽しみください。
≪参考≫
春(3月~5月)
スルメイカ、バトウ(マトウダイ)、マアジ、など
夏(6月~8月)
アマダイ、マアジなど
秋(9月~11月)
カレイ、ケンサキイカ、サバなど
冬(12月~2月)
カレイ、タチウオ、ブリなど
※海水温や海流の影響で、水揚げ時期がずれたり、水揚げが少ない場合もあります。
よし!この男に任せてみよう!!
そして2022年11月5日、寄付を申し込みました。
ちなみにふるさと納税をまだ申し込んだことないよ!という方がもしおられましたら、こちらの記事もぜひ合わせてお読みください。
手配後~到着・開封まで
申し込みをしてから10日ほど経ったところで娘から「いつ届くの?」と聞かれたので、改めてサイトの説明書きを読んでみると、ある赤文字の記載に気付きました。
配達指定日時必須(木・金曜指定は不可)
あっ!指定してないわ!でも記載する欄ってあったっけ?
そう思いながらひとまずメールで配送日時の目安がもし判れば教えてください!と問い合わせてみると、なんと10分後に返信が!
「お選びいただきました返礼品のお届けにつきまして、ご心配をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません。
返礼品の配送時期につきましては返礼品事業者よりご連絡いたします。
お待たせして申し訳ございませんが、今しばらくお待ちくださいませ。」
そんな!こちらこそ申し訳ない…催促したつもりは全然なかったのに…。
そうこう思っていると今度は電話が…。
なんとその返礼品事業者のやなぎ水産様からでした。
いつお届けしましょうか?
えっ!いつからならいけるんですか?
明後日以降であればいつでも大丈夫ですよ。
本当ですか!では明後日でお願いします!
素晴らし過ぎる対応にもう脱帽です。
やなぎ水産様本当にありがとうございました。
そして2022年11月19日、寄附の申し込みからたったの2週間で返礼品が届いてしまいました。
サイズが判りやすいかなと思い身近にあったミンティアのケースを乗せてみました。
発泡ケースのサイズは46cm×24cm×15cmです。
では、もったいぶらずに開封していきましょう。
とても丁寧に梱包されていますね。
お魚が顔を出しました。こんなにたくさん…全部で9匹入っていました。
開封しながら思った事は、予想より全然生臭くないです。
元々釣りで魚を捌くことが多い我が家なので大体どの程度の臭いがするかあらかじめ想像していたのですが、その半分も臭いません。これは内臓とウロコ取りの下処理が完璧だからだろうと思います。流石です。
こうして魚の名前とオススメの調理方法が一目でわかる写真を付けて頂いてました。
これは本当に助かります。素晴らしい仕事です。
あえて還元率を計算してみる。
今回のふるさと納税は寄付額が13,000円のものでした。
では、今回のこのお魚を仮にお店で購入した場合、合計額はいかほどになるのでしょうか?予測してみました。
魚種 | 予測単価 | 数量 | 小計 |
---|---|---|---|
アジ | 400 | 2 | 800 |
バトウ(マトウダイ) | 600 | 2 | 1,200 |
スマガツオ | 1,500 | 1 | 1,500 |
ワカナ(ハマチ) | 2,000 | 1 | 2,000 |
ヤガラ | 1,000 | 1 | 1,000 |
ノドグロ | 400 | 2 | 800 |
お魚合計額 | – | 9 | 6,200 |
送料 | 1,500 | 1,500 | |
合計 | 7,700 |
お魚の1匹単価は大きさもあるので、大きさと相場から判断した僕の予測値です。
ですのであくまでご参考程度にお考えください。
しかしこの還元率ですよ。
お魚価格合計だけでも還元率48%
送料まで含めて考えると還元率は驚異の59% です。
これは少々予測金額に誤差があっても間違いなくお得と言える範囲ですね。
届いたお魚、捌いていきます。
ワカナと書いて頂いてましたが、40cm以上あるのでハマチと言っていいサイズですね。
では、どんどん捌いていきましょう!頑張れ!娘!
ちなみに娘は某YouTuber様の動画でじっくり学習し脳内シミュレーションが完了した段階からのスタートです。
普段から料理はしているので包丁はまずまず慣れてはいます。
スマガツオです。これは初めてお目にかかりました。どんな味か楽しみ。
とりあえず小さなのどぐろ以外はすべて三枚おろしにしてもらいました。
バトウ(マトウダイ)もこんなに大きな奴は初めて見ましたね。
娘は今回の7匹を捌いたことでずいぶん上手になったと思います。
捌いたお魚を調理します!
ハマチ
まずはハマチ。
素材の味を堪能するために捌いた直後の昼食にお刺身で頂きました。
やはりスーパーで買ったものとは比べ物にならないですね。
身のプリプリな歯ごたえと旨味が段違いです。
ハマチの一部は切り身にして照り焼きにしてみました。
食材を余すことなく使い切るのが我が家のモットー。
今回出たアラはすべてアラ汁にして食べ切りました。
スマガツオ
カツオという名前からひとまずタタキにしてみました。
食べた印象はカツオというよりもビンチョウマグロに近い印象かな。
全身トロと呼ばれているそうですが、サイズが小さいせいかそこまで脂は乗ってない感じです。
こんな感じでどんぶりにして美味しく頂きました。
バトウ(マトウダイ)
今回もっとも驚いたのはこのバトウ(マトウダイ)の刺身の旨さでした。
というかオススメの調理法にはムニエル、フライ、ソテーとあったので最初はそっちで考えていたのですが、味見に一口生で頂いたら「え!何この美味さ!」という衝撃が走りました。
お味は例えると生エビのような感じですね。柔らかく身にすごく甘みを感じます。
ということで予定を変更し1匹は丸々お造りとなりました。
もう一匹は当初予定通りムニエルで。これも本当に美味しかった。
火を入れると身の旨味が凄いですね。
正直なところ他のお魚を減らしてもいいからバトウ(マトウダイ)をもう2匹ぐらい欲しかったかも。
マアジ
アジはサイズ的に最適と思われるフライにしてみました。
ちなみに我が家は骨が苦手なので3枚おろし状態でフライにする派です。
ノドグロ
小ぶりなノドグロでしたので塩焼きにして頂きました。ノドグロも評判通りの美味しさですね。
もう少し大きければきっと旨味ももっと強いのかな?と想像しながら食べていました。
ダツ
これで最後になります。ダツはすべてぶつ切りにして鍋の具として頂きました。
とても上品な味の白身のお魚ですね。これも美味しかったです。
まるで一日でこれだけ食べたかのようなレポになっていますが、今回のお魚は4日半掛けて美味しく頂いてます。
まとめ
さて、ふるさと納税の返礼品~浜田の旨い鮮魚直送便~のレビューでしたが、いかがだったでしょうか?
捌くのはなかなか大変ですけどスーパーではなかなか買えないような魚を食べることが出来たり、魚を捌く練習が出来たりと、ただ品物を頂くだけでなく、なにかしらその地方の特色や体験に繋がるものを経験できるのは良いことだなあと改めて思いました。
しかも今回の~浜田の旨い鮮魚直送便~は鮮魚のふるさと納税としては大当たり!満足度120%です。
皆様もぜひこの楽しさ、美味しさを味わって頂けたら嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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